新規事業開発におけるステージゲートの策定
企業概要
・業種:製造業
・事業内容:先端素材とその関連製品の開発・製造・販売
プロジェクト背景・課題
・当初、一般的な事業立ち上げステップやそのステップにおいてやるべき事等がわからない状況
・その結果、アイデアは出すものの、評価基準も整備されていない状況の為、なんとなくの感覚で評価をしたり、声の大きい人の意見に左右されるような状況
・社内の共通認識・基準を整備する必要性を感じるものの、外部のコンサルティング会社に依頼する程の予算もない中、手探り状態で進めていたが、事業化検討が進まない状況が慢性化
支援した専門家
・大手素材メーカーで経験後、BCG(ボストンコンサルティンググループ)に転職
・大手企業における事業計画・事業戦略の策定等多数のコンサルティングプロジェクトを経験
支援概要:事業開発におけるステージゲートの整備及び社内関係者の共通認識醸成
現状把握・分析:1ヶ月
・現状の事業開発ステップ・評価方法等の確認
ステージゲート・評価指標の定義:1.5ヶ月
・現状の事業開発ステップ・評価方法等の確認
運用方針・方法の策定:1.5ヶ月
・評価方法の定義
・資料フォーマットの作成
実運用・改善
・定義・評価方法等に基づいて各事業案の評価
・運用を行いながら、評価の目線等をすり合わせ
支援スタイル
・稼働:週1日分稼働(週8時間)
・形態:オフライン(定例ミーティング)+持ち帰り作業
・体制:1名(フリーランス)
アウトプット・成果:約6ヶ月の活動により、ステージゲートによる事業開発プロセスの運用を実施(内製化の準備)
・4ヶ月程度の活動を通じ、ステージゲートのプロセス・評価指標の定義等を整備し、まず最低限の運用を行う為のプロセスの構築を完了
・型・フレームワークがある事で、新規事業検証活動において運用に乗りやすい状態を構築
・事業開発プロセス構築の型化までは出来たので、最低限の内製化は実現した一方で、今後については、事業開発プロセスに基づいての事業案の量・質を高めていく為の人材育成面が課題としてある為、次のステップではその点に着手予定
当プロジェクトのポイント
・定例ミーティングにおいてフレームワークを提示し、そのフレームワークの考え方等についてディスカッションをしながら、考え方の理解・認識をすり合わせを実施
・また、双方で宿題を決め、定例ミーティングではその宿題の進捗をすり合わせながら、評価項目・評価基準を丁寧に目線合わせしながら考え方の浸透を図った事が理解・定着化に貢献